• 日本百名山・荒島岳の麓にあるゲストハウス風の民泊宿です。

    2022年12月8日開業

    昨年の今日、国交省に提出していた民泊の届出が受理され、「大野の民泊宿 ねこばやし」は開業しました。

    昨年のお盆から4か月近くかけて準備を進め、さあやっと開業だ!と思ったら翌週には大雪が降り、さらに年末年始にかけて新型コロナの第8波がやってきたりと、順調とはいえないスタートでした。

    それでも、昔の山仲間が遊びに来てくれたり、団体の貸し切り予約が入ったりと少しずつお客さんに来ていただきました。

    宿のコンセプトが「布団付き宴会場」だったのですが、BBQや鍋をしに来る地元の人はあまりいなくて、その代わり荒島岳登山のお客さんにかなり多く来ていただきました。十分な収益を上げているとは言い難いですが、なんとか維持はできているという感じです。

    良くも悪くも集客については誤算がありましたが、ウォッシュレットやエアコンが経年劣化で壊れた以外は深刻なアクシデントは無く、何とか無事に1年を過ごしたという感じです。宿の設備もオペレーションも少々の手直しはありましたが、基本的には開業当時のままです。

    「おもてなしをしない」「説明をしない」「他の宿との比較をしない」ねこばやし三原則もそのままです。お客さんからもかえって気がラクだというお言葉をいただいております。

    Googleでの当宿の評価は、5点満点中4.9(2023年12月8日時点)

    また、荒島岳の麓で冬→春→夏→秋→冬と過ごし、季節季節に咲く花、毎日変わる天気、旬の食べもの・・・などなど、移ろう季節を楽しみました。大雪が降ったりと決して優しくはないのですが、輪郭のくっきりした自然を味わえたと思っています。

    そして先月には「とほネットワーク 旅人宿の会」にも入会しました。

    もともとこの宿は、旅人同士の交流の場で、ふつうの空き家を活用しているところが多い「とほ宿」を念頭に立ち上げたのですが、宿泊日数上限が年間180日の民泊宿は認められないだろうと思っていましたが、北海道のとほ宿「旅の轍」の宿主のみぞうさんの勧めもあり加入しました。

    自分は東京から福井にUターンしてきましたが、福井には何のつながりもなくても移住したいという人のお手伝いをしたいという思いがあり、また、ファイナンシャル・プランナーとして空き家問題の解決事例を自ら見せたいという思いもありましたが、、、開業から1年経ち、「とほ宿」の宿主さんたちの生き方を見た今では、旅先で見知らぬ人同士で絡み合う場を提供したいという思いが一番強いです。

    後悔していることといえば、、、もっと早く宿を始めていればよかった、ということでしょうか。

    学校を出てそのまま宿を開業したとか、初めて北海道に行ってから2年後に移住して宿を開業したとか、「とほ宿」の宿主さんたちと比べると自分はなんと決断力が弱かったことか、と思います。

    しかし、いろいろ遠まわりはしたけど、その間に経験したいろいろなことは、今の宿の運営に役に立っていると信じたいです。自分が見たり聞いたり味わったり、いろんな人たちに会ったり話し合ったりしたことを活かして、これから楽しい宿を作っていきたいと思います。

    皆さん、これからもよろしくおは願いします!

    12/23(土)はクリスマスワイン会です!

    是非ご参加ください!(予約時にお伝えください)

    また、「年越し」もやります!

    何かイベントを・・・というよりは、紅白歌合戦見て「ゆく年くる年」見て、夜更かししてひたすらダベる・・・というシンプルなものにしようかなという気持ちが強くなってますが、、近々お知らせします!