「ねこばやし」に登山口が近い「中出コース」を紹介!
荒島岳(標高1523m)は、深田久弥先生の「日本百名山」第88座目の山で、日帰りでも行ける人気の山です。当宿のお客様でも荒島岳登山に行かれる方は多いです。
コースは4つあります。スキー場跡から登る「勝原コース」、やや険しめの「佐開コース」、和泉地区から登る「下山コース」、そして「ねこばやし」と同じ蕨生地区にある「中出コース」です。深田久弥先生も登ったという「中出コース」を紹介したいと思います!

開山祭は毎月5月中旬
毎年5月の第2日曜日に、勝原コース登山口で荒島岳開山祭が開催され、登山シーズンの始まりとなります。

今回の山行記は、2023年6月4日に登ったときのものです。梅雨前で天気が非常に良かったです。朝6時に宿を車で出ました。

最初は林道歩き
登山口から少し登ったところに駐車場があります。車でここまで行きました。6:15登山開始。

少し登り林道の入口へ。地元の「荒島愛山会」の人たちが設置した標識がコース中ずっとあります。


6:50、林道に別れを告げ山道に入ります。

ブナの天然林が美しい道
しばらくは樹林帯の中の道が続きます。


最近は登山者が増えている荒島岳ですが、それでも静かな山登りを楽しめます。
標高1000mあたりから見事なブナの天然林が広がります。

荒島岳を一望できる「小荒島岳」
8:25、登り始めて2時間少々で「小荒島岳」に到着。ここから荒島岳を一望できます。

因みに宿から見えているのは小荒島岳です。

ここで少し休憩していきましょう。
9:08、勝原コースとの合流点である「シャクナゲ平」を通過。

少し下ると、佐開コースとの分岐が。

緊張する「モチが壁」
ここまではなだらかな道が続きましたが、ここから「モチが壁」と呼ばれる急登があります。

しかしここを抜けると白山が見えます!

この後も1か所急登があります。気を抜かずに行きましょう。



山頂からは360度の大パノラマ!
10:05、登り始めて3時間50分で登頂しました!

さっそく記念撮影。

大野市観光協会のサイトに記載されている公式コースタイムは3時間40分、写真を撮りながらゆっくりゆっくり登りましたが、休憩時間も加味すると大体コースタイム通りのペースでした!

こういう方位盤が設置されている山は絶景の証です!

大野市を見下ろします。県外から来られたお客様が「田んぼが広いですね~」とおっしゃってましたが、大麦とか里芋とか、色んなものを作っています。
下りは来た道を戻ります。この日は10:50に下山して13:20に駐車場に戻ってきました!山頂でゆっくりしても往復7時間程度、ちょうど良いボリュームだと思います。
なお、道中はトイレも水場もありませんので十分な準備をして登ってください。
下山後の交通機関(2024年4月現在)
※運休などの場合もありますので、事前に各交通機関のサイトをご参照ください。
■勝原口に下山の場合:JR越美北線 勝原駅発(福井行)11:16、 14:43、 18:47
■中出口に下山の場合:JR越美北線 下唯野駅発(福井行)11:25 、14:52 、18:56
大野市バス 和泉大野線 道の駅越前おおの荒島の郷発(越前大野行)
(時刻は大野市バスのサイトをご参照ください。)
下山後のお風呂
下山後にはひと風呂浴びて山の汗を流したいところです。いくつか紹介します。
■九頭竜温泉 平成の湯 九頭竜湖方面に少し走ります。露天風呂があります!
■鳩が湯温泉 ちょっと山奥ですが、間違いなく秘湯感を味わえます!
■あっ宝んど 中部縦貫道 大野IC近くです。設備が整っています!
■亀山湯 大野城近く、創業明治35年(建物は昭和初期築)、大野市内最古の銭湯です!
いずれも、営業日/時間をご確認ください。
前日の越前大野駅までの送迎など、ご相談ください!
荒島岳は車でないと行くのが難しい山ではありますが、当宿に前泊いただければ余裕のある山行ができます。ご相談ください!
また、登山後の反省会(宴会)にも当宿をご利用ください!