その①はこちら→ https://nekobayashi.fukuinofp.com/never1/
宿主1人で宿の運営を回していくために、「しないこと」を先に決めることにしたわけですが・・
宿の仕事にはどんなものがあるのかを洗い出し、分析しました!
①掃除と庭の手入れ:これについては手を抜けません。消防法で不燃性以外のカーペットが認められていないということもありましたが、もふもふ系のものは埃がたまるので、1階は畳、2階はフローリングそのままにして、カーペットは撤去しました。(庭で雑草防止に再利用しています。)
また、冬季は雪かきが必要です。かなりの労力ですがやらざるを得ません。
②設備の保全:水回り(キッチン、風呂、トイレ)は普段は作業は発生しないのですが、冬季は退去時に凍結防止のために「水抜き」をしています。元栓を閉じて、蛇口をひねって全部水を出します。入館の時にはその逆をやります。
あと冬季には、ファンヒーターへの灯油の補充が発生します。
➂ゴミ捨て:分別し、生ごみは庭にあるコンポストに入れて堆肥にします。
④布団の管理:押入れに入れたままだと出し入れの手間が発生するので、部屋に畳んで置いています。シーツの洗濯ボックスへの回収をお客さんがしている場所もありますが、大した労力ではないので、いずれも宿主がやっています。
⑤受付と会計:個人情報の問題もあるので、受付(宿泊名簿記入)は宿でやっています。会計=宿代のお支払いについては今、キャッシュレス決済を導入準備中です。
⑥お客さんへの宿のご利用方法の説明
この中で、削減するとしたら⑥です。
※民泊の宿なので、食事の提供はしていません。自炊も可能なのですが、食器類の洗浄はお客様ご自身に行っていただき、乾燥棚に置くようにお願いしております。
ビジネスホテルであれば利用方法はどこに行っても大体同じなので説明はほぼ不要なのですが、「ねこばやし」のような民泊やゲストハウスの場合だと、受付の時に「当館のご利用は初めてですか?」と聞かれます。
そして「わからないことがあったら聞いてください」と言われるので、スタッフの人は都度説明することになります。また、聞く方も同様に面倒くさいのではないかと思います。
「説明が必要」というのは、事前に十分な情報提供をしていない、ということでもあるのです。
1度来た人であれば利用方法を把握されていると思うのですが、当宿はまだ開業したばかりですし、初見さん・1人旅大歓迎です。すべてのお客さんは初回訪問という前提で運営を考えています。
私はサラリーマン時代、製造業のコンサルティングをする会社にいたのですが、「業務効率化のためには『見える化』が必要。作業手順は「頭の中」だと効率が悪化する。誰でもわかるようにしておかないといけない」と言われました。そのために、3つの方法を実践しています。
宿の利用方法について、都度説明をしたり質問を受けるのを最小限にするために、ホームページに掲載しています。
https://nekobayashi.fukuinofp.com/inside/
お問合せの中でも特に多いのは、宿への行き方ですが、こちらは動画でもご案内しております。
https://nekobayashi.fukuinofp.com/access/
お客さんにとっても、初めての宿に行く時というのは色々不安があると思うのですが、宿を選定する段階で十分な情報があれば、安心感が得られるのではないかと思います。
細かい注意事項については、使う場所の近くに貼っておきます。
「言わなくてもわかるだろう」的な考え方はせずに、お客さんに知っていただきたいことは極力書いて「見える化」するようにしています。
宿の利用方法を「見える化」するのも大事なのですが、「何故そんな利用方法になるのか」という点についても話をしなければいけないと考えています。
宿の運営のポリシーというか、考え方を知っていただくことで、利用方法についてもご理解が深まると思いますし、安心してご利用いただけると思うのです。
そのため、
・どうして宿を開業したのか?
https://nekobayashi.fukuinofp.com/reason/
・似たような宿はあるのか?どんな人たちとつながっているのか?
https://nekobayashi.fukuinofp.com/link/
などについても、ご覧いただけるよう心がけております。
とは言え、わからない点というのはどうしてもあると思いますので、予約前でも滞在時でも、わからない点がありましたらご遠慮なく聞いてください!お客様滞在時には、必ず宿主がいるようにしております。
皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。